ご挨拶
弊社が書く原稿は、漫画原作やマンガシナリオ、書籍やムック、ショップ取材、コラム、セールスコピーまでさまざまです。ジャンルもスポーツ、グルメ、時代劇、歴史、ペット、ビジネス、サブカルチャーなど多岐にわたります。
「早く専門分野を決めるべきだ」
「専門性のないライターは、いずれ仕事がなくなる」
ライターをはじめてから、こうしたアドバイスをいただくことが何度もありました。さまざまな分野の原稿を書き続ける私のことを心配してくださったからこその助言だと思います。本当にありがとうございます。
しかし、私は専門性がないように見えるすべての仕事に、実は“あるスキル”を使ってきました。
それは――
ターゲットを決定し、伝わりやすい表現で文章を書くこと。
相手が小学生なら、彼らにわかる言葉で。ディナーのお店を探している人なら、おいしさをイメージできるように。オフィスで働く女性なら、共感を得られるように。仕事を探している人なら、その魅力や楽しさが伝わるように……。どれだけ価値のある情報も、伝えたい相手に受け取ってもらえなければ意味がありません。
映像、CG、写真、歌、絵画など、情報を伝える手段はたくさんあります。しかし、人が情報を探すとき、最初に目にするのは文章です。どんなに時代が進んでも、これだけは変わらないでしょう。そうであるならば、これからも文章の技術を磨き続け、クライアントのみなさんが伝えたい情報を届けるお手伝いをするのが、弊社の使命だと考えています。
2016年4月
株式会社スタジオライティングハイ
代表取締役
岸智志
(撮影 皆川 真輝@フリーランチ)