葬儀に参列して考えた、ライターにとって大切なこと

コラム

お辞儀する女性

 

葬儀に参列したときのこと。

さまざまな方のお辞儀やお焼香を見ていると、あることに気がつきました。しなやかに頭を下げる方や美しくお焼香する方がいる一方、どこかぎこちない動作を見せる方がいるのです。

こうした違いが生まれるのはなぜだろうか。自分の振る舞いを省みながら考えました。

「基本ができているかどうか」

結局はこれに尽きるような気がします。

お辞儀には、基本とされる「型」があります。これを学び、意識的に繰り返し練習する。この過程を経てきた人と無頓着に過ごしてきた人とでは、立ち居振る舞いに差が出て当然です。

万年筆

ここまで考えて「これはライターの世界でも同じだよなあ」と気づきました。

文章にも「型」があります。わかりやすく伝えるために先輩たちが途方もない時間をかけて作り上げたものです。この通りに書けばある程度仕事として成立する原稿が書けるはず。

新人ライターさんのなかにはここを意識していない人が多くいるようです。ネットには参考になる原稿がいくらでもアップされています。また「記者ハンドブック」(共同通信社)などの書籍にもさまざまな記事サンプルが載っています。素晴らしいお手本が山のようにあるのに活用しないのは本当にもったいないと思います。ライターとして活動するのなら、まずは基本をしっかり身につけることが大切です。

タイトルとURLをコピーしました